試験前なのに……げふんげふん
プロイセンとドイツの兄弟祭その1。
ちなみに兄弟愛祭りですので
BLのつもりはないよ!
1.英+普
何かイギプロというとアリプロっぽいな……
普はツンデレかなとも思ったけれど、本人以外にはデレデレ自慢しまくりの方が合う気がしたので書いてみた。
公式設定→ヴィッヒと読んで可愛がっている。
……本人にもデレか。
まあとりあえずコネタから。
* * * * *
「昔はあんなに可愛かったのに……」
酒を中心に、互いに向かい合っての会話だった。
行き成り愚痴ったプロイセンに、イギリスは大きく同意する。
「まったくだ……イギリスーっつって後ろとことこついてきてたのによー」
「あーあれの可愛さはやべえよな」
うんうん、と二人頷く。
酒と共通の愚痴は一時的だけにしろ、てっとりばやく友人を作るいい手段だった。
「ヴィッヒもごつくなっちまったしさあ……」
確かに自分には可愛い頃が想像しにくいほどの男ではあるが。
「昔は戦い終わって返ったら泣きそうな顔して心配してくれてたのによー……今は即説教だぜ……手当ても乱暴だしよー」
自分は爽快に笑われるが。
笑わなかったらあいつが犯人だ。
「こないだ何て兄さんはあっち行っててくれ、だぜー」
俺がいたら決心が鈍るんだと、と管をまく。
それなんか戦争映画かなんかでで恋人に会わずに出て行く男の台詞じゃね、と思ったが、その前に。
「兄さん……てよばれてんのか……?」
「あ? ずーっとそうだよ、決まってんだろ」
なんというか。
前が霞んだ。
「ああ!? 何泣いてんだ!? てめえ酒が入ると泣くクチ――」
「プロイセン、お前」
愚痴とのろけの違いって知ってるか、と聞くと、目の前の男は全然違うじゃねえかと嘯く。
ああ、人選ミスった。
滔々と語られる愚痴と言う名のノロケを聞きながら、この後酒を飲む相手を慎重に吟味するイギリスだった。
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